沖縄石垣島からお届け ハーブティー コラム

COLUMN コラム

2021.09.29

グァバです。

グァバって、お庭に植えるとよく育つんだそう。

なるほど家カフェの庭に植えたグァバは、1年でぐんぐん成長し、翌年にはたくさん葉っぱと実をつけましたが、片や、車で7分ほどの家カフェのハーブ畑は、高台にあって周囲は畑。防風林はあっても畑のほぼ全域が冬はぴゅーぴゅ―北風にさらされ、夏はカンカン照り。苗を植えてもいっこうに大きくならず、5年ほど経って、ようやく葉っぱが収穫できるまでに…。過酷な環境のなかでよく育ってくれました。感無量(笑)。

というふうにグァバは、適度に風を遮る建物や日陰のある、やさしい環境を好むのでしょうね。白保集落のあちこちのお庭にグァバが植わっているのは、そうした理由からなのでしょう。

写真のグァバは、集落内のとある空き家のお庭から採ってきた葉っぱ。半ば倒れそうになりつつ伸び伸びと枝葉を伸ばしていたので、空き家の主の親類の方に聞いてみたらーー

「いいさー。あれ枝切ってよ、採ったらいいさー。そのほうが後から出てくるさー」。

というわけで、のこぎり持参で庭のお手入れを気取りつつ、マスターとふたりで頂戴してきました。

実はまだ熟れてないかなと思ったら、ご覧のとおり、中はきれいなピンク。
種があって歯に当たるのですが、だいたいは種ごと食べちゃう。皮も食べられます。

ほんのり甘くてクリーミー♪

あ、でも家カフェのお目当ては葉っぱ葉っぱ。一枚一枚摘んで、洗って、乾燥機へ、という手作業。

家カフェのハーブティーは、こうして誕生します。

グァバは白保では、「バンシルー/バンシロー」などと呼ばれています。カワイイ。

『南の島のハーブ』(嵩西洋子著 南山舎刊)には、「葉の煎液に、糖尿病予防効果があるという」とあります。

© Shiraho家café all right reserved.